ゲルとか、ウマとか、こちょんとか

青年海外協力隊体育隊員です。二年間モンゴルで生活します。

1年めが終わりました。

 

モンゴルの学校は9月始まりで6月の半ばで年度が終わって3ヶ月弱の長い長い夏休みに入ります☀︎

というわけで、赴任して11ヶ月めですが、活動としては半分が終わりました。

 

ちょっとこの1年を振り返ってみようかと〜

この1年やってきたこととして大きく5つ

①通常授業の実施

②教員へ日本の体育の紹介

③体力テストの実施

④クラブ活動の実施

⑤運動会の実施

 

①通常授業の実施

・2人組やグループでの活動を取り入れること(協調生を育む!)

・授業に関係ないものを持っていたら没収すること(マナーの徹底)

・授業の流れを作ること

・授業に入ろうとしない子を放置せず徹底して声をかけ輪に入らせること

・たくさん褒めること!!!

を意識して行いました。

 

そうすると、はじめの頃は1人で授業なんてできたもんじゃなかったけど

現地の先生いないときでも中学年高学年ならなんとか子どもたちをまとめあげることができるように、、😂

子どもも流れが見えるとなにをしていいかわかって動いてくれるし、積極的に手伝ってくれたりする!

 

あとやっぱうれしかったのは、体育に苦手意識感じてて端で座って見てた子たちが

促して促して授業に引きずり込んだ後褒めると笑顔になってもう一回自分から参加すること。

ワタシはちゃんと君の頑張りを見てるよ〜!!て念送ってる(笑)

 

6年生の中には体育おもしろくないと言っていた子がおもしろいと感じてくれるようになったり、

協力することが得意と答えた生徒が年度初めより35分の10人も増えたりしてすごくよかったなと思う反面、

体育の授業へのおもしろさは逆も然りで、ワタシはわりと走るアクティビティを取り入れてたりするんだけど(モンゴルの子全然走り回ったりしなくて走力弱いから!)、

走るのが好きじゃない子は体育がおもしろくないと答えてたり。

でも走ることをやめたくはないからなーーーもっと工夫でおもしろくだなーーーとガツンときた😫

けど、この子が正直に答えてくれたことをちゃんと理由聞きにいってよかった!

 

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委ねられるところは子どもに委ねたい。

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話聞くときは集まって座ってね。(数人立ってるけど(笑))

 

 

②教員へ日本の体育の紹介

要請内容に1つでもあった日本の体育の紹介

月1くらいでパワポ使って紹介。

ただあんま意味ない気がしてるんだなー、、

紹介してなんだ?となる

ただ、体育がただただ運動する授業ではなくて人間性を育てる科目であることはことあるごとに伝えてるし伝え続けたいとは思う!

 

あとは、自分の配属先じゃなく同期隊員の配属先で運動遊びの紹介、実施

たぶんこっちのほうが実践的で意味があるように感じるので夏休み中にでも自分の学校の教員にむけてもやってみようかと(^O^)

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先生たち楽しそうやった♬

 

③体力テストの実施

モンゴルにも体力テストみたいなのがあるけど、いまいち測定方法とかなにを測定したいのかがはっきりしてないなと思ったので試験的に日本の新体力テストを導入!

ソフトボール(ハンドボール)投げ以外の7種目を測定。

思った通りで50m走と20mシャトルランの走る種目が弱い〜😫

理由はぜったい普段先生たちが行う体育はすぐ自由時間になって自由時間になると円陣バレーだったりバスケのシュート練習だったりと走ることをしないから!

街中でも遊具で遊んでる子がほとんどで走り回ってる子どもっていうのを見かけない、、

冬になると車移動で歩くことすらあんまりしなくなるしね、、

 

なんとかしたいな〜!鬼ごっこたくさん教えたいな〜!🏃🏃‍♀️💨

 

体力テストでは子ども同士で測り合うってこと、子どもたちに結果を見せるってことと個人内の伸びっていうのを重視してきた!

わりとこのことに関してはいろんな成果があったんじゃないかなと自分なりに思います( ̄∇ ̄)

 

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④クラブ活動の実施

2、3年生対象のソーラン節と4、5年生対象の組体操は

人が来たり来なかったりいろいろありましたが無事に運動会でみんなの前で発表できるまでに🕺🤸‍♂️

今年度はモンゴルあるあるの先生が選んだ子が参加する形やったけど来年度は今回発表を見て興味を持った子が参加できるクラブにしたいなあ〜と思ってたり😁

みんな楽しんで参加してくれたし、見てる人からも歓声あがっていてよかった!

全員で1つのものをつくりあげる楽しさわかってくれてたら嬉しい(^O^)

 

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もうひとつ小学生のクラブとしてキックベースを設けてたけど

これが金曜日にしていたらだいたいいろんなお祭りや大会が金曜に入ってきたのと

ワタシが3学期まるまる一時帰国していたことでぜんぜんできなくてカタチにならなかった、、

ボール1つあればできるし、ベースボール型とかなかなか触れる機会ないからいいかなと思ったわけやけど

来年度は運動遊びクラブにしてその中でキックベースもちょっと行おうかなと検討中🤔

 

あとはヨガよか日本語とかも教えたりした🧘‍♂️✏️

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⑤運動会の実施

一時帰国を終え4学期はもうとりあえず運動会の開催にむけて取り組みました。

1ヶ月ちょっとの準備期間の中、うまくいったことうまくいかなかったことたくさんあって

運営面での改善点はかなり多かったけど、それは来年度先生たちと考えていくとして

とりあえずどの子も活躍できる場を作れてみんな楽しく一生懸命取り組めてそういった経験を1回できたって点では

いったんやってみれてよかったかなと!

 

ただ同任地の隊員の協力なしにはぜったい最後まで遂行することはできなかった、、

ありがたさでいっぱいなのと来年ちゃんと配属先の先生たちと作り上げていかなければ後には残らないなと再認識、、

想像もつかないものを伝えることの難しさを感じる経験になりました。

 

とはいえ子どものキラキラさには癒されたし救われた!!

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1年目を振り返ってみると、

1学期:特になにかをやってほしいと言われることもなく先生いないときにただ無茶振りで授業に放り込まれ崩壊の嵐(笑)見学したり授業入ったりで体育の授業の課題をたくさん見つけました。

2学期:自分から担当クラスを決めさせてもらい体力テストおよび通常授業。現地の先生いっしょに入ってくれず1人でこなすことも少なくなくて、先生見に来ないのに技術移転ってなんなんだと激しく思いました。

3学期:ただワタシが授業こなしてるだけじゃ意味ない、やり方変えねば!と思いを巡らせてた矢先の療養一時帰国(笑)自分がいなくても別に成り立つことを改めて思い知らされたけど、連絡くれる先生や同期から子どもが寂しがってるよという報告を受けて気持ちは切らさずにすみました。資格取ったり、資料収集したりリフレッシュがてらいい準備になりました。

4学期:2学期から言っていて、日本にいる間にも説明の準備やらをしていたおかげで帰ってすぐ進められた運動会。小学生全クラスを毎時間入りがてら道具や当日の流れの準備をしたり、6年生の通常授業や2回目の体力テストをしたり、クラブ活動したり、、となかなか休む暇がなかったけどわりと同僚たちも授業に入ってくれて充実感のあった学期でした。

てな感じで一時帰国を挟んだものの、1年目でとりあえずやってみたかったことは全部試してみることができた!これは、2年目の計画を立てるにあたって1年目の反省を活かすことができるためすごいよかったと思ってる!!

 

と、いう風に一応進展しているのかな?と思う反面、どうもいまだにワタシ主導、ワタシがいないとけっきょくいつもの自由な授業をしていたりとワタシがやりたいことを押し付けてそれをこなしているようにしか思えない、、(´-`)

 

どうしたらこう先生たちが自分から工夫した授業を考えたい!子どものためにおもしろい授業をしたい!となるのかが全然見えてこなくてすごく悩む、、🌀🌀🌀

先生たちにも自信をつけることが大事なのかな?と思ったり思わなかったり、、

ひとつなにか工夫した授業で成功体験得られればまた考えたくならないかな?とか

そもそもそんな風に思ったりしないのかな?とか

ぐるぐるいろんな考えが巡る。

けど1年後自分がいなくなることを考えると、次の1年はどうしても主体を同僚たちにうつしていきたいんだよなーーー

 

 

と、いう2年目の課題にしてこの2年間の1番の課題!!!

子どもたちとはホントに信頼関係の築けた1年目だった!

そしてたくさんの子どもの成長を見ることができてしあわせだった❣️

 

次は大人!!大人の意識を変えるってほんまに難しいことやと思うけどやるっきゃない〜!