ゲルとか、ウマとか、こちょんとか

青年海外協力隊体育隊員です。二年間モンゴルで生活します。

世界の笑顔のために

「世界の笑顔のために」プロジェクト。

これは日本国内で物品の提供者を募り、JICAボランティアの所属する途上国へ届けるというボランティア事業の一環です。

今回はワタシから募ったわけではありませんが、特別企画とでもいうのでしょうか~、、

コンサドーレ札幌よりモンゴルにチームユニフォームとチームタオル等の提供がありました。

個人的にモンゴルが選ばれたのは、W杯の二次予選で日本とモンゴルが同じグループリーグに属しているからなのではないか🤔と思っています。

 

というわけで、自分が活動している学校にコンサドーレのユニフォームを渡すことに!

でもただ渡すってことにはしたくなくて、、

ずっとモンゴルで話したかったことをこのきっかけに!と企みました('ω')

 

その前にまず、サッカーについて生徒にアンケート。

モンゴルは冬が長く外で遊べる期間が短いことから、サッカーはまだまだメジャーとは言い難く、体育の授業でも指導本に載っているものの取り組まれている様子はほぼ見受けられません。

いままで一次予選で敗退していたサッカーモンゴル代表が今大会はじめて二次予選にコマを進めたのは、モンゴルサッカー界の大きな出来事で国民の関心をひいてもおかしくありません。

ということで、うちの生徒たちがどれだけサッカーや国の代表選手に関心があるか知りたかったので中高生を対象に4つの質問。

➀サッカーモンゴル代表がワールドカップの1次予選を通過し、今2次予選を戦っていることを知っているか。(知っている。男子346人中106人、女子332人中31人)

②モンゴル代表と日本代表が同じFグループであることを知っているか。(知っている。男子346人中80人、女子332人中26人)

③サッカーの試合をテレビで見たことがあるか。(見たことある。男子346人中187人、女子332人中67人)

④サッカーのルールを知っているか。(知っている。男子346人中220人、女子332人中60人)

という結果になり、やっぱり少ないな~と、、特に女の子たち!

 

この結果も踏まえて今回の話のテーマは、

「自分が”する”だけではないスポーツとのかかわり方」

「世界で活躍する自国の代表に興味を持ちましょう」

「大きな夢を持ちましょう」

の三本柱で。

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体育の授業をしてて思うのが子どもたち自分が「する」ばっかりを楽しむ。

小学生に関してはホントに自分の番以外は知ったこっちゃないって感じやし

中高生に対しては「支える」だったり「知る」についても知って欲しかったので、、

とくに授業では記録を返して「知る」を意識してみてる(^O^)

これにも関わってくるけど世界で活躍するモンゴルの人選手についても知ってほしい!!

「みる」スポーツを楽しんで自国を盛り上げてほしい!!

 

そして1番言いたかったこと、モンゴルで一度は子どもに伝えたかったこと。

「大きな夢を持ちましょう!!」

もちろんモンゴルの代表選手を応援してほしい!

けど欲をいえば自分が代表になることを目指してほしい!!

たとえば日本の人口は1億3千万人とかでサッカー人口もまあまあ多い、そんな中代表選手になるのはなかなか難しいことやけど

モンゴルは人口300万人とかでサッカーもそれほど普及しておらずサッカー人口は少ない。

ということはモンゴルでサッカー代表に選ばれる可能性は日本なんかより断然高くて努力すれば叶えられないことじゃない😊

実際に同じ県の近隣の学校の卒業生には東京オリンピックの女子マラソンに出場する子がいる!

決してスポーツに限るわけじゃなくていろんな分野で国を背負う人材になれる可能性が十分にある!

だから、目標を持たず夢を持たず日々を過ごすんじゃなくて大きな夢を持ってそれに向かって努力してほしい\( ˆoˆ )/\( ˆoˆ )/

 

この贈呈式を行うにあたってまたモンゴルのテキトーな部分がすごく見えてイライラしてしまったり

ワタシが思っていたカタチとは別のものになってしまってゲンナリしたりしたけど

このパワポを聞いてくれている間の生徒たちはすごく真剣に聞いてくれてたのが伝わったし、心に響いてたらいいな〜と思う。

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タオルは保健医、調理員、清掃員などの水回り仕事の多い生徒たちの学校生活を支えてくれている人へ

ユニフォームはサッカー部の子どもたちに渡しました⚽️

 

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コンサドーレ札幌のみなさん本当にありがとうございました。

いつかこの中から将来のオリンピック選手が出るかな〜(^O^)